こんにちは!Koheiです!
今回みなさんにお伝えする内容は、「持ち家より賃貸を勧める理由」です。
みなさんは持ち家派ですか?賃貸派ですか?
賃貸の人も、家賃を払い続けるより購入した方が金銭的に良いのかな?と思ったことがありますよね。私の周りでも持ち家派のほうが多いです。
不動産会社の「家賃と同じ金額で住宅が買える。資産になる。」という売り文句は良く聞きます。私はこの売り文句はかなり無責任な言葉に感じています。
住宅を購入するか悩んでいる人、持ち家と賃貸のメリット、デメリットを知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください!
自然災害が多い

まずは自然災害のリスクです。
日本に住んでいれば、地震や台風などの災害は考慮しなければいけませんよね。
南海トラフ地震は40年以内の発生確率が90%と言われ、台風も毎年上陸しています。
地震保険があるから大丈夫、と思われる方もいるかもしれませんが、地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額に対して30%~50%の範囲内で設定し、限度額も5000万円と決まっています。
また、損害の程度はの4つの区分で設定され、最も損害が大きいとされる全損は、東日本大震災の地震でも全体の4.9%でした。全損と判断される場合はあまりないということですね。
それに時価が限度となるので、仮に全損と判定された場合でも、築年数の古い建物などでは保険金をあまりもらえません。木造の戸建て住宅は20年後の時価は20%程度と言われています。
つまり、地震で住宅が倒壊し、住めなくなった場合、ローンだけが残る可能性があるということです。住めなくなった場合はローン+新たに住む住宅の費用がかかり、金銭面でかなり苦しくなります。
賃貸であれば、地震で住んでいる住宅が壊れても、他の住宅に引っ越せます。金銭的なリスクはほとんどなく、家電や新しく借りる物件の初期費用を支払うだけで済みます。
日本で住宅を購入するときに、一番考慮しなければいけないリスクですね。
住む場所、広さが固定される

住む場所や住宅の広さが固定されるのも、住宅を買うデメリットです。
住む場所が固定されることは、勤め先の転勤や、子どもが学校での人間関係が悪くなった場合に対応しにくくなります。
また、購入する場所が良く知っている場所、隣人関係であれば良いですが、よく知らない場所に一生住むと決めるのはリスクが大きいです。
隣人とのトラブルに巻きこまれても簡単に移動できませんし、住宅を購入した後に引っ越してきた隣人がトラブルを起こす人かもしれません。
住宅の広さが固定されるのもデメリットですね。
子どもが小さい時は2LDK、大きくなったら4LDK、実家を出たら2LDKに戻すことが、賃貸であれば対応できますが、住宅を買うと変更は難しいです。
賃貸は常に最適な広さ、間取りの物件を選べます。それは住宅にかける費用も変えられるということです。
子どもがいるときは多少家賃が高くても、教育環境や住みやすい都会を優先する。子どもがいなくなった後は、家賃が低く老後を過ごしやすい田舎に住むなど、住宅にかかる費用を経済状況に合わせて変更できます。
自由に動ける環境は心身のストレスにも影響します。自ら自由を奪ってしまう環境を作るのはリスクが大きいと感じませんか?
買い手が見つからない可能性がある
みなさんは日本の人口が少なくなっていることは知っていますか?

総務省の資料によれば、2004年に1億2700万人でピークをつけ、2050年には1億人を割り、2100年には5000万人を割る可能性が指摘されています。
また、婚姻率や出生率は低下し、晩婚化は進んでいます。
人口が減り、結婚する人が少なくなると、子どもを作る人が少なくなる、作っても一人の場合が多くなります。そうなると一軒家やマンションなどの家族用の住宅を購入する人が少なくなりますね。買い手が見つからない可能性があるということです。
需要がなければ物件を良いタイミング、高い価格で売ることも難しくなります。これでは良い資産とは言い難いですよね。
賃貸の家賃が下がることも住宅を購入しなくなる一つの原因となりそうですね。
家賃が下がる理由としては、人口が減り、物件が余るからです。多くの空き家が発生し、家賃を下げてでも貸す大家が増えます。
人口が密集する地域であれば、変化は大きくないかもしれませんが、多くの地域で人口が減るため、家賃の差は大きくなりそうですね。
住宅を購入するときは、売れなくても困らない計画が重要です。
まとめ
今回は「持ち家より賃貸を勧める理由」について解説しました。
持ち家は自分好みの仕様や間取りに変更できるなど、多くのメリットがありますが、メリットに対しての金銭的なリスクと見合っているのかは考慮する必要があります。
100点満点の判断は難しいですが、70点~80点の満足のいく判断ができるように、少しずつ知識を得ていきましょう!
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