こんにちは!Koheiです!
みなさんは家賃の交渉をしたことがありますか?
家賃は契約書で決められているから変更できなさそう。そんなイメージを持っている人も多いと思います。
家賃の減額の交渉は法的に認められています。法外な値下げや根拠のない交渉は良くないですが、きちんと根拠を示せば交渉は可能です。
「へー、家賃の交渉は可能なんだ。やってみようかな」と思ったみなさん。住んでいる物件の家賃が近隣の相場と比べて、高いか低いか知っていますか?
物件を借りてから家賃が高いかどうかなんて一度も調べていない。借りている物件の家賃が相場と合っているかわからない。
ほとんどの人はそのような状態ですよね。
家賃の交渉には適正な家賃がいくらかを知る必要があります。希望の金額にしてほしい、ではなく、適正な価格よりも高いから下げてくれ、という主張じゃないと、大家さんも受け入れてくれません。
今回の記事を読めば、家賃が下げれそうな物件か、下げれそうな場合はどうやって交渉すれば良いかがわかります。
入居前の家賃交渉にも使えるので、入居前の人もぜひ参考にしてみてください!
同じアパート、マンションの他の部屋の家賃を調べる

まずは自分が住んでいるアパートやマンションの、他の部屋の家賃を調べてみましょう。SUUMOなどの不動産サイトで簡単に検索できますね。
同じ物件であれば、そんなに家賃は変わらない、などと思っていても、同じ間取り、広さで隣の部屋が5000円安いことも珍しくないです。
月々5000円の差は年間6万円になるので、かなりの差ですよね。
同じ間取りや広さがない物件に住んでいる人もいますよね。その場合は、家賃を広さ(m2)で割ると、1m2当たりの家賃がわかります。
例えば75000円で45m2に住んでいて、隣の部屋が90000円で60m2の場合、75000円の部屋は1666円/m2ですが、90000円の部屋は1500円/m2です。
1m2当たり166円の差があり、45m2の部屋を1500円/m2で計算すると、67500円となります。現在の家賃から7500円も低くなります。
設備などの違いで1m2当たりの家賃が違う場合もありますが、同じ条件の部屋がない場合は参考になります。
まずは同じ物件で他の部屋の家賃と差がないかを確認してみましょう。
周辺エリアの家賃相場と比較する

周辺エリアの家賃相場と比較することも重要です。自分の住んでいる物件では適正な家賃だと思えても、周辺エリアから見ると高いことはあります。
周辺エリアとの比較ポイントは物件・設備の新しさ、駅までの時間、室内のきれいさなどが挙げられます。
住んでいる物件、設備のほうが古く、駅までの時間もかかるようであれば、家賃は安いはずですよね。
1m2当たりの家賃でも比較が可能です。同じ条件の物件は滅多にないのでとても参考になります。
空室が多い物件、長い間空室の物件は家賃を下げやすいです。可能であれば定期的に不動産サイトを確認し、何カ月空室が続いているのかを確認すれば交渉しやすくなりますね。
家賃を下げる根拠を提示し、交渉する

家賃が高い場合は、住んでいる物件や近隣相場と比較した資料や、窓側に建物が建築され、入居時よりも日当たりが悪くなったなどの根拠を示して交渉しましょう。
交渉の前の心構えとして、交渉の決裂で困るのは、借り手だけではないことを知っておくと良いです。
大家さんも入居者がころころ変わると、書類や契約の手続きが手間になります。建物の修繕費、広告料、仲介手数料などの費用もかさみますね。
空室の多い物件ではすぐに入居者が入る可能性も低く、無収入の期間が続く可能性があります。入居者がいない場合でも管理費や固定資産税、保険料などはかかりますので、大家さんは赤字となります。
交渉がうまくいかない場合、引っ越しも視野に入れておけば、気持ち的にも有利な交渉が可能となりますね。
近隣の相場を調べるときに、家賃が安い物件や、同じ家賃でも室内が綺麗な物件など、引っ越ししたい物件があれば家賃が下がらなかったときに、引っ越す選択肢が持てます。
家賃交渉は基本はいつでも可能ですが、交渉しやすいのは2年に一度の契約更新を控えた時期です。
交渉の時期も、閑散期と呼ばれる5月~8月などで行うと良いですね。繁忙期であればすぐに借り手が見つかるかもしれないので、大家さんも交渉に応じない可能性がありますが、閑散期であれば空室が続く可能性があり、交渉に応じてもらえる可能性が高くなります。
交渉の成功確率は借り手の態度によっても大きく変わります。トラブルなどがなく、賃料の支払いが遅れたことがないなど、家賃を下げてでも貸したいと思ってもらえるような行動を取ることも重要です。
実際に大家さんと交渉するのは不動産会社の担当者の方なので、担当者の方にも丁寧に接すると良いですね。
まとめ
今回は「入居後に家賃を下げる方法」について解説しました。
今後、人口が減り空室が増えると家賃はどんどん下がりますね。現状の家賃が相場と比較して高くないかの確認は常に行い、減額交渉や必要であれば引っ越しなども検討したいですね。
家賃は固定費なので、一度交渉すると効果が長く続きます。数日の交渉で年間4~5万円浮く可能性があります。積極的に交渉したいですね。
そんなに手間はかからないので、まずは相場との比較から始めてみてください!
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